昭和63年開院、お蔭様で36年目を迎えました。

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椎間板ヘルニア -期限を切られた施術に挑んで-

椎間板ヘルニア -期限を切られた施術に挑んで-
骨盤調整との出会い・・・
『寝返りも打てない状態が一週間で勤めに出られるように!』


栃木県足利市 森川 洋子さん (仮名・25歳)

私が骨盤調整に出会ったのは、ちょうど一年前のことです。それまでの私は、腰痛だけでなく、病気というものにまるで無縁の人間でした。それが一年間、朝から少し足のつけ根が痛いなと思いながら、なんとなく夕方まで過ごしたのでした。ところが、夜になるにつれ痛みが増し、自分で(何をしたんだろう?)とわからないくらいでした。夜眠るころには、言葉ではとても言い表せぬ痛みが、足のつま先からお尻まで襲いました。泣きながら痛みを我慢し、眠れぬまま次の朝、整形外科に行ったのでした。
しかし、レントゲンにはなんの異常も見られないということで、足の関節炎だろうと言われ、その日は痛み止めをもらって帰ってきました。 そのまま何日か痛みをこらえて、家で安静にしているのにも関わらず、痛みは強くなる一方でした。そのうちに、歩くのもままならなくなり、自分でももう限界だと思って、母に抱えられながら車椅子のまま診察室に運ばれると、即入院になりました。

病院では毎日、点滴ばかりで、痛みもいっこうにとれず、半月は医師から原因不明で病名は「仙腸関節炎」と告げられただけ。とても不安でたまりませんでした。その後、腰に打つブロック注射も痛く、あまりに症状に変化がないため、MRIを撮ってみたところ、今度は椎間板ヘルニアと診断されました。神経にかかっている自分の軟骨が飛び出している写真を見せてもらいました。医師が言うのには、まだ、症状も軽いので、安静にしていれば飛び出した骨も固まるから大丈夫とのことで、数日後、不安のまま足をひきずり退院しました。

その後一ヶ月間は家でなにもせず、とにかく安静にしていました。ヘルニアについての詳しい説明がなかったので、どういうものなのか勉強しておこうと思い、近くの本屋に杖をついて行きました。そこで五味先生の「椎間板ヘルニアは手術なしで治る」がすぐに目にとび込み、購入して家に帰ると、夢中で読みました。

そこで今、お世話になっている小澤先生の所へ、わらをもすがる思いで電話をし、すぐ治療所へ行きました。治療所に入ると、先生の「ハーッ」というかけ声が聞こえ、大丈夫かな?と、正直不安になりましたが、その後の治療でその不安も吹き飛びました。なにせ引きずりながら歩いてきた足が、帰る時はソロソロですが普通に歩いて帰れたのです。

しばらくは毎日来て下さい、と先生に言われ、「一週間後には仕事が始まるんです」と告げると、「えっ、一週間後?」と、先生は少し驚いていました。あんな身体で一週間後には仕事に行こうとしていたなんて、いま考えるとすごく無謀なことだったと思います。でも、先生の言う通り毎日通い、一週間後には仕事に復帰することができました。初めのうちは、よくなるとまた悪くなりを繰り返していましたが、それも良くなる過程の一環だと言われ、治療を始めて二ヶ月、三ヶ月と確実に良くなっていくのがわかりました。 また、ゴムバンド1本がこんなに素晴らしい効果があるということに感動しています。今では腰まわし運動を頑張っている成果が着々と表れてきているのだと思っています。

また、小澤先生の真面目なだけでなく誠実な人柄が、頑張るぞという気力を与えて下さっていると思います。まだ骨盤調整を始められたばかりの方も、あきらめないで下さい。「治療にも山あり谷あり」です。よくなると信じて頑張りましょう・・・。

院長より

『寝返りも打てない状態が一週間で勤めに出られるように!』

骨盤調整に携わって、日々いろんな患者さんに接しているが、症状、治療期間、性格、など、患者さんによってまさに千差万別であるようで、とんとん拍子に良くなる例も多くある。大型ショッピングセンターへ勤務する森川洋子さんもそうした好例の一人であった。

ただ森川さんは、初診の時、あと一週間で会社へ戻る約束をしてあると言い、それまでになんとかしてほしいというのだった。痛みは強く、寝返りも打てないという状態なのにだ。治療する前から期限をきられるのは困ったことだが、当院へ来る前に、2~4ヶ月は休んでいるので、もう休めないというところまできているというのだ。こんな状態で、無茶を言うなあと思ったが、まず患者さんの希望を、そして気持ちをできるだけ聞いてあげたいと考えるのが、私たちの姿勢である。

仮に一週間たって、成果がいま一つでも、身体がいうことをきかなければ、もう少し会社は休むということにしましたと彼女が言うのは、容易に想像できるからである。ともあれ心をきめて調整治療をした。治療4日目からは寝返りが打てるようになったと喜んでいた。そして、一週間後になんとか勤めに出られるようになったのだが、それからも通ってくれた。その後は順調に回復していった。ただ、その経過で、お店のまわりの草むしりを手伝いギックリ腰の状態になったことがあって、心配になったが、それまでの治療のせいか、大事にはいたらず、骨盤調整とバラコンバンドのお陰で数日で良くなったのでホッとした。

今では、いつ聞いても、「調子いいです」と言いながら、週二回の治療を続けている。最近、ほんの一部ではあるが、病医院でも仙腸関節という言葉が出るようになったことは、腰痛に対する認識がいくらか進歩したということであろう。それだけでも、我々骨盤調整に携わる者にとっては喜ばしいことである。森川さんの全快を心から願っております。

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